ポリプロピレン概要
ポリプロピレンとは
ポリプロピレンは、プロピレンを原料に生産される合成樹脂で、国内では1962年に生産が開始されました。そして現在では、年間250万トン以上が国内で消費される代表的な合成樹脂となっています。
軽量で耐熱性が良く、耐薬品性に優れ、また艶があるのが特徴です。その組成によりホモポリマー(単独重合体)と、共重合体であるランダムコポリマー、ブロックコポリマーに分かれ、使用用途によって選択されます。一般にホモポリマーは高剛性で、光沢がよく鮮やかな色彩に着色できます。
一方、ランダムコポリマーは透明性が高く、ブロックコポリマーはホモポリマーよりも耐衝撃強度が優れているという特徴があります。
これらの特徴を活かし、バンパーに代表される自動車分野や洗濯機、冷蔵庫などの家電製品、日用品・雑貨まで幅広く利用されています。
主な用途
ポリプロピレン製品はわたしたちの身の周りに溢れています。ポリプロピレンは、フィルム、射出、中空、押出など様々な成形方法により、用途に合った製品に加工され、私達の身近なところで使用されています。 以下に主な用途をご紹介します。
ポリプロピレンの用途例
自動車部品、医療用途(器具、容器、医薬包装)、家電製品、日用品、住宅設備、コンテナ、パレット、洗剤容器・キャップ、飲料容器・キャップ、食品容器、食品用フィルム・シート、産業用フィルム・シート、繊維、ヤーン、発泡製品 など
弊社の製品ブランド
弊社では、以下の製品ブランド群でポリプロピレンをご提供しています。製品名をクリックすると、各製品の特徴や物性表などをご覧いただけます。
製品ブランド名 | 樹脂名 |
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プライムポリプロ® | ポリプロピレン(PP) |
モストロン®/MOSDIO™・短繊維ガラス強化ポリプロピレン | ガラス繊維強化ポリプロピレン |
ポリファイン® | 高機能摺動性ポリプロピレン |